【ポケモン】歴代映画を全て観た筆者が全映画面白さランキングを付けてみた【主観】

人気投票!

今年のポケモン映画は、過去作品の再上映だそうです。

 

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人気投票で上位に選ばれた作品を劇場で流すとのことで、これはこれでアリだと思いますね。しかし、コロナでポケモン映画もだいぶ狂わされましたね…。

 

さて、選ばれた3作品は…

 

1位ラティ、2位ジラーチ、3位ダークライでした!



いやぁ、納得です。再上映となると、この3作品になるでしょう。

私は最近の映画も出来が良くて好きなのですが、やはり「劇場でまた観たい!」となると昔の作品に集中するのも当然だと思います。ポケモンの中でも上位クラスで人気が高いですしね。

 

さて、私は最近、ポケモン映画をすべて視聴しました。

これで一応、すべてのポケモン映画の批評ができる…かもしれませんので、ここで一度、個人的な面白さランキングを付けてみたいと思います。

 

先に言っておきますが、めちゃくちゃ主観的です。

もちろん人によってランクの上下があると思いますが、それはそれで感性を大事にしてください。私が勝手につけてるだけなので。

 

また、子供のときに観た作品、最近観た作品では感じ方も違うでしょうし、その補正もかかっているのでランク付けが複雑です。

「あーこいつ言ってること矛盾してるな」という部分もありますが、まあそこは10年くらい経って考えが変わったんだと思っていただければと。

 

それでは、始めましょう!

 

 

S+ランク

最高に面白い作品。

 

水の都の護神 ラティアスとラティオス

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もう、ダントツで1位です。最高に好きな映画です。

 

最初の視聴が小学生の時で、映画館で観ました。

正直、その時の記憶はあまりありません。その時何を感じていたのか分かりませんが、なぜか長い間最高の映画だと信じていましたし、ラティアスがめっちゃ好きでした。

 

で、2回目は10年以上経った大学生の時。

その時に「最高の映画だ」と思っていた理由がわかります。

 

バチクソ泣きました。自分ってこんなに泣けるんかい!?ってくらい泣けました。

まず、映像美。イタリアのヴェネツィアをモデルとした都市・アルトマーレがとにかく美しく、映像作品として秀逸。どこを切り取っても画になりますね。

 

ストーリーの流れは無理があろうかと思いますが、最期に見せたラティオス、ラティアスの兄妹愛に涙が止まりませんでした。

「ポケモンが死ぬ」というタブーに触れつつ、地球から視点が離れていくシーンで美しさと無情さを感じさせます。泣いた。もう思い出すだけでもダメで、今も泣きながら書いてます。

ふと思ったのですが、実は自分も妹がいるので共感できたのだと思います。まだ妹のかわいい時期でした。

 

この超名作を劇場でやるんだから、ぜひ観てください。ハンカチ携帯でお願いしますよ。

 

他にも傑作はありますが、S+の座はラティのみ置くべきだと思っていました。

 

ココ

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…と、思っていたんですけどねぇ。

これもまさかのまさかでバチクソ泣いた。

 

この映画を初めて観たのが…って言うまでもなく、去年の冬ですね。

元々大人に刺さるポケモンと宣伝していましたが、これは本当。

 

親として子として、守るものがあるから強くなれるんだというメッセージを受けとれました。子どもいないけど。

特にザルードが散々いじめてきた森の仲間に対し、頭を下げて助けを乞うシーンにグッときました。強くなるとは、他者のために弱みも見せられることでもあるのだなと。

 

そしてエンディングで安定のボロ泣き。岡崎体育さんもいいんですよね。

なんというか、自分が学校を卒業したり、一人暮らしを始めた時のことなんかを思い出したんですよね。不安ながらも、明るく送りだしてくれたなぁ、とか…。劇場の子どもが泣いてなくて不審者になるところでした。

 

で、評価はラティの下に位置付けようとしたのですが、ボロ泣きを許した時点でもう同格だろうということでS+入りです。コロナでずいぶん上映時期がズラされたのが惜しい傑作です。

 

Sランク

かなり面白い。人によってはS+入りも余裕。

 

みんなの物語

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めちゃくちゃおもしろいです。

アニポケアローラ編はオリジナル作品を作っていたのですが、いずれもおおむね評価がよいですね。

というのも、これまでの

 

幻のポケモンとそれを狙う悪役!

阻止するサトシたちと強くなる幻のポケモン!

 

みたいな、長年のテンプレ展開から脱却した作品だからです。

あ、ミュウツーEVOは評価が分かれるかもしれません。

 

みんなの物語は、サトシだけでなく多くの「主人公」のストーリーにスポットが当たっている映画です。

それぞれが何かしらの過去やトラウマを抱えており、一筋縄ではいかないのですがサトシがいることでほどけて、また結ばれていきます。

 

一人ひとりの時間はどうしても短くなってしまいますが、都市の危機に際してそれぞれの主人公の物語が折り重なって混ざり合い、最高のストーリーを演出してくれます。これがニクい!!

ぶっちゃけ、当時ポケモン映画への期待は(前年のキミ決めは良かったのですが)ほとんどなく、「いい作品が観られりゃいいなぁ…」くらいのレベルまで下がっていました。

ところがこれは映画としてもなかなかですね。面白いです。

 

特にポケモンとの死別という、タブーにも思い切って触れたのは高ポイント。そう考えるとラティといいココといいこれといい、残酷なのが好きなだけかもしれません。


ゼラオラとのバトルが必要だったのかどうか疑問でしたが、純粋に面白かったと思える作品ですし、泣けます。人によってはS +入りも一考。

 

ミュウと波導の勇者 ルカリオ

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これもめちゃくちゃ面白い。

ですがぶっちゃけ、小学生の時に見た補正がビンビンだとは思います。


心を通わせられるルカリオと、サトシの不器用な絆。荒々しくぶつかりながらも、お互いを認め合う姿に感動です。

 

特にモンスターボールのなかった時代にいたルカリオと、サトシとピカチュウではやはり価値観の違いはあるのでしょうが、「2人は友」の根っこは変わりがないんだなと。

長い時を経ても失われない師匠とポケモンの種族を超えた絆は、観ていて切なくなる作品でもあります。

で、結局ルカリオもアーロンのもとに行くんですよね。やっぱりかわいそうなのが好きなんでしょうか。

 

ミュウもいい味出しており、「逆襲」ほどの重苦しさもなく(というか逆襲でも無邪気でしたけど)、緩急をうまいこと出してます。

あのレジ系がいる樹木みたいな場所が何なのかよく分かりませんでしたが、オススメしたい作品です。

 

ミュウツーの逆襲

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原点にして頂点。この作品を最高傑作と推す人もいるでしょう。

今ではそのままお出しできないであろう尖ったテーマ(実際リメイクは…)、ミュウツーの葛藤は決して色あせていません。きっと誰だって、何のために生まれたのかって考えたことありますよね。

 

もはや語るまでもないと思うので、何も書きません(え?)

 

風といっしょにが名曲すぎます。

ちなみに、リメイクが放映されたんで「3回目を観なくてもなぁ」がはたらいて今年の人気投票に選ばれなかったんじゃないかと思います。


A+ランク

地味に面白い。もっと評価されるべき。

 

ボルケニオンと機巧のマギアナ

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もっと評価されるべき作品です。

というのも、興行収入がめちゃくちゃ低いらしいのです。ポケモン映画がマンネリ極まってつまらないと言われた時期ですし、妖怪ウォッチもまだまだ勢いがあったので、しょうがないかなという気持ちもありますが…。

はっきり言って出すタイミングが悪かった、不遇な作品でもあるのです。このあたりはラティ、ココにも通じるパターンですね。

 

作品はいかにも姫様なマギアナと、振り回されるボルケニオンがいい味出してます。

ボルケニオンは訳あって人に心を許していないのですが、次第に認めていくようになる姿にこちらもなんだか嬉しくなっていきます。まあ人嫌いなのも人が悪いので、「すまんな」という気持ちなのですが…。

ぶっちゃけ、ポケモン映画のテンプレではあります。しかし、バトルシーンはテンポがよく、悪役キャラも粒が立っていたので観ていてなかなか飽きない構成になっています。

 

ラストシーンはまたちょっとかわいそうな感じにはなってます。

 

観ていないという方はぜひぜひ。

 

七夜の願い星 ジラーチ

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小学生のときに1回、最近1回観ました。今でも「ネガイボシ」ジラーチは剣盾に連れてきたりしています。多分カムラのみ持ってました。


最高の傑作の一つに数えられる作品を、子どもの頃に立て続けに浴びられたのは光栄ですが、私は案外何も考えておらず、親から「隣の子は泣いてたで!」と小言を言われた記憶があります。ぶっちゃけ集中して観てなかったと思います。

 

最近観てみますと、ポケモントレーナー…というよりお兄ちゃんとしてジラーチと接するマサトの成長が描かれていて面白い作品だと思いました。

ハルカが7日間を数えているのはマサトからは嫌がられていましたが、映画の中でも刻々と時間が進んでいるんだなと、切なさが加速してよかったと思います。

 

ですが、メタ・グラードンあたりから話がよく分からなくなってしまいなんだっけ?フライゴンとボーマンダがかっこいい話?となってしまった。おそらく子どもの時もそうだったのでしょうが、フライゴンがかっこよかったからよかったんだと思います(小並感)。結局ボーマンダとフライゴンがクソかっこいい映画。

 

安定して面白いのでおすすめできます。

 

ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ

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実は最近初めて観たのですが、なかなか面白い。

ママとしてマナフィを育てるハルカ。実はマナフィは海の王子で、子離れ(?)する必要があると知り、ママなんだけども年相応の「離れたくない!」という子どもっぽさが描かれており、なるほどなー!と。構造として面白いなと思いました。

 

最後のセリフ「平気じゃないけど、大丈夫」は成長したハルカの台詞として、グッとくるものがありました。多分ママには刺さるんだと思います。

 

ただ、マナフィの汚点とも言えるのが「スーパーマサラ人」。そもそも海の神殿自体めちゃくちゃな設定なのですが、神殿の力を得たサトシがスーパーサイヤ人のごとく水中を飛び回り、敵を追い詰めるというものです。どうしてこれでOKが出た?

ぶっ飛びすぎててこれさえなければ…と思わなくもないですが、ここまでネタにされていると「初めて観られた!」とちょっと面白かったので、プラスに受け取れました。

 

それとポケモンレンジャーがいる意味があまり感じられませんでしたが、当時の販促的な意味で必要だったのでしょうね。

 

大人になってから観るのがいいのかなと思いました。

それと藤岡弘、さん演じるファントムが名演すぎる。


ディアルガVSパルキアVSダークライ

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いわゆるDP3部作の1作品目です。神々が喧嘩する話ですね。

 

ド派手な戦いと、巻き込まれるかわいそうなダークライの物語。

ダークライは別に戦いたいわけではなく、愛する土地を守りたいというものでした。

 

神々と呼ばれるポケモンによる、街や森をド派手に破壊する戦闘はDP3部作の特徴。マナフィまでのしっとり路線からアレを見せられちゃ、度肝を抜かれるってものです。正直、子どもの時なんて「これでいいんだよ」。

 

「オラシオン」も高評価のポイントでしょう。胸を打つ感動的な曲は、後に歌詞を付けられて歌われるのでした。

放映されたあたりはバトレボやニコ動最盛期で、第2次ポケモンブームといえる時代でしたし、プレイ人口も多かったのでしょうね。

 

かなり分かりやすい作品かなと思います。手軽にポケモン映画を摂取したいならオススメです。

 

名探偵ピカチュウ

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これを入れるべきかどうか分かりませんが、観たので入れます。

 

めちゃくちゃ面白かったです!

実写版ポケモン。そう聞くと妄想かと思われそうですが、本当です。

 

公開前はリアル寄りのグラフィックが酷評されていましたが(リアルにグロテスクにポケモン描くやつネットによくありましたよね)、確かにあのビジュアルだからこそリアルに溶け込んでいて、違和感なく観れました。

ストーリーはベタベタながらも、「ポケモンが現実世界にいたらこんなんだろうな」と思わせる、夢と希望にあふれた世界観が作り上げられていたのが嬉しかった。ポケモンの可能性を広げたというだけで、手放しで評価されていい作品だと思います。

 

また、街中での違法バトルや改造ポケモンなど、綺麗事だけではないのがよかった。本編にも「〇〇団」がいますけど、こうして見るとエグいことしてますよね。

 

エンディングも原作へのリスペクトにあふれており、グッときてしまいました。あの演出だけでDVD買いました。

食わず嫌いせずにぜひ観てほしい作品です!

 

Aランク

面白いが粗が目立ったりして、最高傑作には届かない作品。

 

キミにきめた!

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イッシュ~カロスの半ば尻拭いとして展開された、アローラ無視オリジナル作品の1作目ですね。

そもそもタイトルやらなんやからして、古参狙い撃ちでファンを呼び戻す目的なんだろうな…と思っていました。悪く言えばお涙頂戴ですね。

しかも相棒はタケシ、カスミでなく全く知らん人だったのがネックだったですが…そこはあまり気になりませんでした。


私は策略に見事引っ掛かり、もうボロッボロに泣きました。劇場に子どもたちがたくさんいる中で、どうやって出ていこうか悩んだくらいです。

 

ストーリー全般が古参のトレーナーのノスタルジーをくすぐってきて、なんだかエモい感情になります。若干荒くても、映像の暴力でガンガン殴りつけてくるんです。

「旅はずっと続いていく!」というメッセージのある爽快感のあるエンド、エンディングでは歴代の相棒が出てくるなど古参にニクイ演出をしてくる。私はエンディングでダメでしたね。

 

ではなぜこのランクかというと、ストーリーが粗いです。初代リバイバルなのですが、圧倒的に時間が足りていません。切り貼りのような感じがして、純粋にストーリーを楽しむにはちょっと物足りないかなと思います。


古参補正を載せればS+にもなるんですが、フラットに見ればこの順位に落ち着くでしょう。

 

幻影の覇者 ゾロアーク

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DP3部作から抜け出した作品です。最近初めて観ました。

いや、思ったより楽しめましたよ。ゾロアとゾロアークの愛情が全体的にほんわかとさせますし、登場ポケモンもド派手で観ていて飽きません。

ゾロア、ゾロアークの変身を使った演出も割とうまく活かしていて、当時の子どもたちは驚いたんじゃないかなと思います。見くびりすぎですかね。

 

よって、娯楽映画としてちゃんと楽しめたなというのが印象です。

 

ただ、出てくるポケモンが多すぎて渋滞しているような感じも否めませんでした。色3犬は必要だったんですかね?販促としては必要なんでしょうけれど。

あと、ゾロアーク強すぎ問題。どんだけ耐久あるんだって話ですよね。本編だったら2-3回力尽きてもおかしくないはずです。

 

でも、全体的に高いクオリティでまとまっているため、オススメできる映画かなと思います。

ゾロアが鼻につくならそれはもうしょうがないです。

 

B+ランク

面白いと思うがいまいちハマれなかった作品。

 

ルギア爆誕

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意外や意外、つい最近観ました。

だからこそでしょうか、世間の評判に対してあまり評価は高くないと思います。

 

ロケット団との共闘、あの名台詞「あなたの世界はもうないの!」はよかったと思いますが、個人的に物珍しいものがなく評価が落ちてしまいました。三鳥に世界のバランスを調整する影響力があるとは思えなかったし(それは言っちゃダメ)。

まあ、時代の流れでしょうね。しょうがない。

 

観る時期、感じ方によってはもう少し上でしょうが、大人になって観てしまったのでここです。

 

結晶塔の帝王 エンテイ(ENTEI)

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アンノーンが映し出すミーちゃんの夢想の世界に、サトシたちが挑戦するというもの。

リザードンが活躍して、戦闘シーンも美麗で面白いのですが、ミーちゃんが知ってるはずのサトシのママを拉致して「ママ…♡」と言ってるのが、いくら子どもでも「サイコだよ!」だと思ってしまい、身が入りませんでした。オチもちょっと弱かったかなぁ。

 

ちなみに海外版では「Lord of the "UNKNOWN" Tower」、つまり「未知なる塔(アンノーンタワー)の主」とでも言うべきタイトルで、エンテイではなくアンノーンがメインになっています。絶対こっちだよなぁ。

 

裂空の訪問者 デオキシス

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うーん…なんだろう…

2004年の公開ということで、近未来の世界は今に近いと思います。あそこまでのハイテク都市にはなってないですけどね。

SFチックで面白いのですが、最後の防衛システム出てきすぎだろってところで評価を下げました(?)。粛清でもするつもりなのか?

 

最近観て特に驚いたのが、本編初出が「ダイヤモンド・パール」のゴンベが出ていたところ。

DPの発売が2006年ですから、その2年前にはもう映像作品に出ていたということです。おおらかというか、時代の流れが違ったんですね。

 

近未来の世界観といい、今観てみると面白いですよ。

 

ギラティナと氷空の花束シェイミ

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なんか、特に語ることもない佳作です。

DP3部作だけあってド派手な戦闘あり、美麗かつキテレツなグラフィックありと観ていて満足できます。語ることはないんですが、面白い作品です。

あ、でも1位コイルやゴルゴジバコイル、レジギガスなどネタに事欠かない作品でもありますね。

 

しかし、敵役のマシンはどこから資金が出てるんでしょうね?設計図はあるとはいえ、あんなマシンが個人で作れるんだ…と思うと集中できませんでした(そんな理由?)。

 

まあ観て損はないかなと思います。

 

光輪の超魔人 フーパ

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ザ・怪獣映画。これでいいんだよこれで!

フーパによる伝説ポケモンのオンパレード。そりゃ派手になるわけです。

 

まあストーリーはそれなりなんですが、「これさえ観られりゃいいかな」という満足感があります。

で、なぜこの順位かというと、「この映画は永久のB級映画だ!!」と思っているからに他なりません(ひどい)。100年経ってもBクラスに据えていると思います。

 

Bランク

あまりおもしろくなかったです…。

 

セレビィ 時を超えた遭遇

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エンテイ以前の作品と比べると面白みに欠けると言われる作品ですが(脚本に首藤氏が関わっていないからです)、それでも悪くない方だと思います。

タイムリープもので、環境破壊に訴えかける、なんとも当時風の作品です。なんか当時、やたら環境問題について言われてたような気がするんだよなぁ。ダイオキシンとかめちゃくちゃ話題になっていた気がします。

子どもたちには、「自然を壊すと、セレビィが弱るぞ」ってことで、格好のメッセージにはなったのではないでしょうか。

 

やっぱりユキナリはアンパンマンにしか聴こえない。

 

ちなみに、初めて観たのは最近です。

いい年(5歳だったか)になって、親から初めて映画に誘われた記憶があります。「なんでいきなり映画に誘うんだろう」と不思議に思っていたのですが、親がチェッカーズが好きだったので聴きたかったのでしょう(EDテーマは藤井フミヤさん)。

 

でも、私は断りました。映画館が大スクリーン、大音量で映像を見せつける、怖い場所だと思っていたのです。まあセレビィを観ていたらトラウマになっていたかもしれませんが…。

そんな思い出込みで、印象深い作品です。

 

神速のゲノセクト ミュウツー覚醒

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最底辺の評価の多いイッシュシリーズではマシな方だと思います。

ラストシーンではメッセージ性も十分に感じられ、過去2年の映画を振り返って「おお、今年はよかったぞ」と思った記憶があります。まあ、過去2年とくらべて、ですが…。

 

この映画の感想を当時の友人に伝えたところ、

 

「うっっっっすいメッセージだったな!」

 

とキレていました。

このように、ミュウツーが背負う人々の想いはかなり大きいのです。

女性声(というか市村正親さん以外)のミュウツーですら、人によってはブチ切れそうな概念です。声優が違うということは別個体ですから。それほど、市村ミュウツーはメッセージ性が強いのですね。

 

つまり、ミュウツーを出したにしては、という評価を下されかねないリスクがあるというわけです。

よくよく考えたら私もそんなに面白くなかったと感じたのでこの評価です。

 

アルセウス 超克の時空へ

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DP三部作のラスト作品です。

アルセウスが暴れてどうしようもないので、過去から対処しようとします。

 

これはちょっと微妙だと思いました。

善悪ではない二つの考えの対立など、考えさせられるテーマは良いと思いましたし、最後は誰に頼るでもなく、人の力で繁栄をさせていくというメッセージが理解できました。

過去の人物にも互いに言い分があり、コンセプトはよいのです。

 

ただ、神をも殺す「銀の水」ってなんだよ!!!と気になりすぎて映画に集中できませんでした。何アレ?何から作った?

ポケモン映画あるあるなのですが、壮大な機械とか物質が出ると「へぇ~…そんなに資産があるんだぁ」「そんな技術があるんだぁ」と思ってしまってちょっと集中できなくなってしまいます。もう毎年のことですね。

アルセウスもなんだかアホっぽいので声優さんの無駄遣いだなぁ、と思いました。美輪さんの演技は最高でした。

 

Cランク

面白くはない。

 

白き英雄レシラム・黒き英雄ゼクロム

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リアルタイムで観ました。たぶんレシラムです。

公開前から今現在まで、一貫して思うのは

 

「これ2つに分ける必要あった?」

 

です。

蓋を開けてみると、ポケモンやアイテムなど結構差し替えられているようなのですが、ストーリーの大筋は変わらないので分ける必要はなかったかなと。


感想ですが、つまんなかったなぁ…というより、印象にありません。本当に2つに分ける意味があったのかもわかりません。一番無味乾燥な映画かもしれません。

 

破壊の繭とディアンシー

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これも印象にありません。割と最近の映画なんですけどね。

「破壊と創造」のコンセプトは悪くないように思ったのですが、どこかで観たような感じ。あと重めなコンセプトなのに意外とキャラの反応があっさりしています。

思えば、初めて観たのはポケモン映画がテンプレ化していて面白くないと言われていた時の極みでした。私も飽きていたんでしょうね。

 

 

ミュウツーの逆襲 EVOLUTION

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いわゆる「3DCG」でリメイクされた「ミュウツーの逆襲」。

 

これは評価が難しい。

素材は間違いなく良いのです。砂糖を入れすぎようがベチャベチャになろうが、絶対美味しいものになるはずなのです。

もちろん素材がいいから、より高い評価を与える人もいますし、それには同調する部分もあります。

 

ただ私は、調理方法が悪くて舌に合わないな、と思いました。

3DCGになることで、鱗まで見えるポケモンのグラフィック、なめらかな動きはいいと思います。

でも、人がキメェ!サトシ、カスミ、タケシがキモいので上映中の2時間、違和感を拭えずにいました。

3DCGって、当時乱発されていたんですよね。「ドラクエ ユアストーリー」とか、「ドラえもん」とか。おそらく「ドラえもん」が当たったんで流行ったのだと思いますが、EVOを観ると3DCGってカートゥーンを作るのに向いていて、日本のキャラクターを作るのに向いてないんじゃないかと思いました。


また、赤緑では発見されていなかったキャモメがいる、アローラのぬしポケモンのBGMを使うなど独自の仕様はありますが、アイツーの描写はばっさり切られています。いやそこ切るんかい!あと「風といっしょに」はオリジナルのほうが好き。

 

とにかく、どちらか選ぶならオリジナルを見たほうがいいと思うのでこの順位です。

 

Dランク

つまんねぇ!つまんねぇつまんねぇつまんねぇ!!

 

キュレムVS聖剣士 ケルディオ

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唯一Dランクを付けたのがケルディオ。

ここまで私は、結構甘めの評価をつけていると思います。ポケモンは子ども向けなので、「大人が満足するような作品にはそうできないよな」と思いハードルを下げているのです。

しかし、この作品だけは劇場で観ていて退屈だと思ったのでこき下ろしておきたい。

 

これは本当につまらなかった。

当時高校生だったかでスレていたのもあるのでしょうが、

 

「こんなんテレビSPでやれよ!!」

 

と思いながら観ていました。

 

まずケルディオの修行の過程なのですが、「我々は一体何を見せられているのだろう?」という気にさせられます。

これまでの映画はサトシが活躍して、相方(この時はアイリスとデント)も……という流れが多かったので、ケルディオの描写ばかりで置いてけぼりにされた感覚があったのでしょう。


しかも因縁の相手だったキュレムに負けるという、「え?今まで何だったの?」と思うようなエンドを迎えます。本当はそれでいいのでしょうけれど、観ていてつまんねえと思っていただけに、肩透かしでした。

サトシたちも活躍せず、ケルディオも成長しているのかどうかよく分からないのが問題だと思いました。

 

Cランクのレシラムの後でこれですから、次の興行収入はヤバいと思いました。

 

 

終わりに

いかがでしたか?

まとめてみましたが、面白い映画、つまらない映画、たくさんありましたね!

 

と、クソブログのまとめ方をしましたが、いずれ書こうと思っていた感想を簡単ですけども書けてスッキリしました。

 

皆さんはどの映画が好きでしょうか?

これはあくまで私の順位なので、色々と思うことはあるでしょうが、その感性は大事になさってください。でも、共感していただけると幸いです。

 

それでは、今年の夏も楽しんでまいりましょう!