【ポケモン用語解説】個体値ってなに?

こんにちは。もじゃと申します。

普段、6Vメタモンと呼ばれる超使えるポケモンを量産しては、SNSでプレゼントするということをしています。

そのノウハウを活かし、当ブログでメタモン関連の記事を量産しているのですが、このブログを訪れる方は復帰したり対戦は初めてだったりという方が多いのが、データとしてあります。

よって、メタモンの記事だけでなく、対戦用語の解説もここで読めるようにした方が良いと思い、書いてみる次第です。私自身、対戦はほとんどしないのですが、経験と知識だけはいっちょ前にあるので書けるかなと。

 

記念すべき一回目は個体値について解説します。

6Vメタモンの「6V」もズバリ個体値のことですから、最初に説明すべきでしょう。

 

前置きが長くなりましたが、説明に移ります。

 

 

 

 

個体値とは

個体値とはポケモンの内部データのことで、対戦用語における「3値(個体値、努力値、種族値)」のひとつです。努力値、種族値についてはまた別の記事で紹介しますね。

ちなみに、「3値」や「個体値」は公式の名称ではありません。というより、個体値は公式名称が未だにありません。およそ20年前にプレイヤーによって名付けられたのが今に続いているようです。

 

さて、個体値を簡単に表現すると、「才能」です。

たとえば、「ヒト」にも数学が得意なやつがいれば国語が得意なやつも、運動が得意なやつもいる。その逆で苦手なものもある…というように、それぞれ能力がありますよね?

 

ポケモンも同じです。

同じレベル、同じ種類のポケモンを何匹か捕まえると、おそらくステータスはバラバラでしょう。HPが高めなポケモン、すばやさが高めなポケモン…色々いると思います。

ポケモンにも1匹1匹に個性があるんですよね。これは、ゲーム的にいえば内部データの「個体値」が違うから、ということになります。

 

つまり、個体値は冒険において、「あなたのポケモン」が他のポケモンとは違うことを証明する要素のひとつでもあります。

 

まあ、ガチで対戦をする場合、個体値による違いを出してはいられません。無情ですが、対戦で使うポケモンは基本、全ての個体値が最高のスーパーエリートを厳選しましょう(例外あり。後述)。

 

個体値の仕組み

仕組みと数え方

それでは、個体値の仕組みを見ていきましょう。

個体値はHP、こうげき、ぼうぎょ、とくこう、とくぼう、すばやさの各ステータスに0-31の32段階で割り振られます。つまり、全部0の個体も、全部31の個体もいるということですね。

全てのポケモンは、基本のステータス(種族値といいます)に、この個体値をプラスしているのでステータスに差が生まれるのです。

 

数え方はいわゆる32進法を取り入れており、

 

  • 1-10は数字
  • 11からはアルファベット(A~V)

 

で数えていきます。そう聞くと難しく感じますが、最高がVである、と覚えてもらえれば十分です。

 

個体値が0と31(V)とでは、Lv50の時のパラメータがおよそ15も違います。Lv100なら段階通り、31違います。

個体値厳選はめちゃくちゃ大事。厳選不足が原因で負けることがないよう、ぬかりなく準備しましょう。

 

ジャッジ機能による判断

昔の作品ではレベルを上げることでおおまかな個体値を計測していたのですが、最近の作品ではボックスに「ジャッジ機能」があり、大まかな個体値を知ることができます。

 

具体的には、

 

  • 0 ダメかも
  • 1~15 まあまあ
  • 16~25 かなりいい
  • 26~29 すごくいい
  • 30 すばらしい
  • 31 さいこう

 

となっており、廃人たちは、日々理想個体(使わないステータス以外が全てさいこう)を目指し、厳選に励んでいます。

 

全部「さいこう」だったらいいわけでもない

「さいこう」の数を引っくるめて、○Vと表記します。「さいこう」が3箇所あれば3V、全部だったら6Vですね。

 

では、ここまで聞くと「なんでも6Vを狙えばよいのか」と思うかもしれませんが……そうでない場合もあります。ちょっと戦闘面の話になってしまうのですが。

 

HP、ぼうぎょ、とくこう、とくぼうは基本、どのポケモンでもVが理想です。

しかし、こうげきは使わないのであれば、逆に0を目指しましょう。ムダに高いとデメリットになります。

 

たとえば、

  • 混乱の自滅ダメージが大きくなる
  • 相手のこうげきでダメージを与える「イカサマ」の火力が上がる
  • 相手のこうげきのステータス分回復する「ちからをすいとる」の回復量が大きくなる

 

など。じつは、不利益になることがあるのです。

まあ、どれも限定的な状況ですから、0じゃないと絶対ダメ!ということではありません。物理わざを使わないのにこうげきVなのは損だよねってだけで、なるべく低めが良いでしょう。

 

素早さも同様で、「トリックルーム」や「ジャイロボール」、「メタルバースト」などを使う場合、素早さは低い方が有利です。

素早さはステータスが1違うだけで先手を取れる、取れないがハッキリ決まるので、こうげきより厳しく粘りましょう。目指すは「ダメかも」です。

 

 

個体値厳選の方法

それでは、理想個体を生み出すにはどうすればよいのでしょうか。

偶然捕まえるのはなかなか難しいので、主に2つの手段を採ります。

 

孵化厳選

孵化厳選が最も多い厳選手段になります。

タマゴから生まれる個体は、両親の個体値、つまり6×2種類の中から3つ(親のどちらかに「あかいいと」を持たせると5つ)引き継ぎます。両親の個体値が高ければそれだけ、理想個体が生まれてくる確率が高くなるんですね。

 

6Vメタモンが重宝される理由も、孵化厳選が楽になるからです。

メタモンはオス、メス、性別不明と預けてもタマゴが見つかるため、両親の片方をとりあえず6Vメタモンにしておけば、手っ取り早く理想個体が孵化できるというわけです。片方の親の個体値がアレでも、個体値の高い子ととっかえひっかえすれば、次第に確率は高まります。

 

まあ、メタモンはタマゴが見つからないので6V個体を自力でゲットする他なく、そのくせ入手難度が高いというジレンマをかかえているのですが…。もし入手できない場合、5Vメタモンあたりで妥協するか、タマゴグループ別で親を作っておくかしましょう。

 

すごいとっくん

もうひとつが、「すごいとっくん」です。「サン・ムーン」から導入されました。

これはLv100のポケモン限定で、個体値を「さいこう」相当に鍛えられるというものです。どんなポケモンでも理想個体にできてしまうんですね。ちなみに、特訓をした個体値は「きたえた!」と表示されます。

 

まあ、Lv100にしなければならないコスパの悪さから、孵化厳選できるポケモンであれば頑張って孵化するのが定番です。

特訓は主に、厳選が面倒な伝説のポケモンや色違いのポケモン、思い入れの深いポケモンに使われますね。

 

…しかし、こう書くと勘違いされてしまうかもしれません。

「すごいとっくん」は、あくまで特訓したステータスを「さいこう」として計算してあげますよ、というものです。実際に個体値が上がっているわけではありません。

つまり、メタモンをLv100にして、全ての個体値を特訓して「6Vメタモンの完成だ~!」という風にはならないんですね。遺伝は、元の個体値を参照しますから。貴重な王冠をムダにしないよう、忠告しておきました。

 

また、特訓は個体値を上げるしかできないので、逆に個体値0の価値が上がったとかなんとか。

 

終わりに

 

個体値の説明は以上になります。

私はポケモン歴20年、厳選歴13年なので、初心者に寄り添えているのかちょっと不安な点があります。

「このあたりの記述をもっと詳しく!」とか、「この用語が分からない!」など、リクエストがありましたらコメントをいただけますと幸いです。