リサイクルショップで、Su-Pen(スーペン)の替えペン先が50円で売られていました。
これには目ん玉が飛び出そうなくらい驚きました(もちろん速攻買いました)。
上のリンクを見てもらうと分かる通り、元は1800円ほどするシロモノです。それなのに、お店の人がよく分かっていなかったのか36分の1くらいの値段で売られていたと。
というより……自分の中では安さよりも、
「あのSu-Pen様の替えペン先が50円!?」
みたいな、たった50円で売られているショックの方が大きかったです。
「ああ、コレの良さが知られなくなってきたな」という嘆きみたいなことです。
かつてパズドラガチ勢だった私にとって、Su-Penは欠かせないアイテムだったのでそこはそこそこショックでした。
というわけで、今更ながらSu-Penおよびスタイラスペンの何がいいのか語っていきます。案件ではないです。むしろください。
Su-Penとは
Su-Penは「MetaMoJi」という日本の会社が作っている製品です。
ちなみに「スタイラスペン」という名称はタッチペンとさほど違いはないそうですが、Su-Penがスタイラスペンを名乗っているのでそういうことにしておきます。
MetaMoJiはどちらかというとIT産業で有名な会社だそうですね。私もノートアプリ(MetaMoji note)を使用していました。ともかく、ゲームをしている層にはペンが有名でしょう。
Su-Penはマックスむらい氏の「AppBank」および所属していた有名パズドラーが激推ししていたことで、パズドラーから好評を博しました。なお、社長はノングレアのフィルムに指で操作していた
当時のパズドラはランキングダンジョンをはじめ、競技性が非常に高かったのも影響しているでしょう。操作時間も今と比べて短く、精密さで言えば昔の方がシビアでした。滑りを良くするペンやフィルムにもこだわる方が多かったのです。
よってSu-Penは、一躍求道者の必須(?)アイテムとなったのです。
Su-Penのメリット
とはいえ、「えー、指でいいんじゃない?」と思う方もいるでしょう。
確かに、基本的には指で操作するものですし、プロでもそうしている方はいます。Su-Penが3000円ほどするのに対し、指はタダですしね。
中には100均とかの先端がゴムのものを使って、「なんだこれ、滑りが悪いな!」と苦い思い出を抱えている方もいるかもしれません。
ただ、そういう方にこそ一回使ってみてほしい。
Su-Penは先端に特殊な繊維を使っており、滑りが抜群です。パズルというタッチペンにとって過酷な一筆書きもスラスラこなせてしまうのであります。
これほどまでにパズルに適応したものはありません。マジ快適。
実際に使ってみると、指では痛くてたまらんとか、筋肉ではそこまで動かせない速度でドロップを運ぶことができますから感動します。
私は常々、「Su-Penを使うと2コンボ増える」と言っております。やや大げさかもしれませんが(オイ)、2コンボといったら結構火力が上がりますよ。コンボ吸収も超えられるかもしれません。
スキルやリーダースキルではなく、ペンというツールひとつでコンボが増やせると考えたら安いというか、なんだか素敵だと思いませんか?
パズルの腕を強くするため、キャラではなく自分に課金するという手もアリじゃないかと思うわけです。
また、「コンボが増える」と言う理由にはもう2つあります。
まず、操作が安定すること。
指にはコンディションがあります。「今日は乾いてるな」とか「今日はちょっと痛いな」とか。特にチャレンジ系になると長時間プレイすることもあり、だんだん指がしんどくなってパズルが組みにくくなります。
ところが!Su-Penを使えば常に、一定にスルスルとパズルができるため、思ったとおりに事が運ぶってわけです。安定した性能を出せるのも魅力ですよね。
そして盤面が見やすいこと。
一般的に、ペンは指より細いです。何いってんだと思うかもしれませんが、そうでしょう。
それで仮に人差し指で操作するとして、盤面に人差し指で隠れる部分が出てきます。
それによりちょっと見づらい部分が生まれ、パズルの予測がつきにくくなることがあります。
ところが、ペンで操作すると角度や細さが違いますから、盤面を隠す部分は指操作と比べて小さいです。
比較的全体を見通せるので、次のパズルの予測がしやすいのですね。
冷静に全体を見られるという点では、ヌルヌル動くだけじゃないメリットがあるんじゃないかと思うのです。
以上、パズドラーにはSu-Penを激推ししたい理由でした。
特に高難度に挑戦する人!難ダンジョンも、勝てる試合に持っていけるかもしれません。もっとも、腕次第ですが…
あと、そこまでパズルが上手い自覚のない人にもおすすめです。リアルツールがアシストしてくれます。私もその1人。
どのモデルが良いのか
ちなみにSu-Penには、ゲーマーズモデルとキャップレスのモデルがあります。
おすすめはやはり、ゲーマーズモデルと言っているくらいだからゲーマーズモデルです。
キャップがある分重量もあるそうなので、ペンが滑りすぎることなく快適に操作できるそうです。あと、そっちの方がかっこよくないですか?
と言いつつ、私はキャップレスのモデルを使っています。
……注文を間違えたからです。
本当はゲーマーズモデルを買おうとしていましたが、注文を間違えたのかキャップレスが届いていました。
しかもAppBankで買ったからマックスむらいのシールが付いていました。けっこう前の話です。
まあ、私の場合そのキャップを失くしそうですので、キャップレスで良かったとも思いますが…。ちょっとダサいですが満足しています。
Su-Penのデメリット
ここまでメリットを紹介してきましたが、弱点がないわけではありません。
ざっくり2点ほど、使っていると気になる点があります。
まずはコスト面。
Su-Pen本体を買うのは3000円くらいですが、冒頭で紹介した通り、替えペン先もいずれいります。
その費用1800円也。初期コスト+替え先とちょこちょこ出費がありますね。
しかし、交換頻度はそこまで高くありません。
公式によると1個で半年は使えるそうですから、替えを買えば1年は使えます(デフォルトで2個入です)。たまに拭いてあげたり、使う前に画面をキレイにしたりすればもっと使えるでしょう。
交換の目安としては白い汚れがどうしても目立つ、繊維がほつれているなどがあります。
左が新品、右がけっこう使っているやつです。
右はすり減ったり汚れたりで、白くテカっていて繊維もゆるんできていますが、まだ使えます。
もう少し疲れてくると、端にほつれがある、先端を触っても弾力がない、拭いても汚れが取れない(目詰まりする)など、目に見えてくたびれてきます。
総合的に見て、自分がパズルがやりにくくなったと思った時が交換どきでしょう。
そして滑りの面。
ペン先が新品だったり画面が脂や水分ですべすべだったり、フィルムがサラサラだったりすると、滑りが良すぎる場合があります。それはもうスイーっと行ってしまうため、制御がきかないとかえって使いにくいかもしれません。
悪い例だと、滑りがよすぎてパズルがコースアウト、ワンパンされておしまい……ということがあります。急ぎたい気持ちは抑えて、しっかり制御しましょう。いずれなじんできます。画面が汚かったら拭きましょう。
また、フィルムを貼っていると伝導が悪くなるおそれがあります。
これはSu-Penが画面に何も貼っていないことを想定したつくりとなっているためで、フィルムが邪魔をしてしまうのです。
特にガラスフィルムくらい厚いものだと、まったくダメになったりするそうです。ノングレア(ザラザラしてるやつ)も指操作に適性があるため、別にペンを使うこともないでしょう。
まあ、そもそもスマホのフィルムって貼らなくてもよいそうで、私も基本貼らないようにしています。だから指操作が痛いんでしょうけどね。
よって、何も貼っていないか薄いものを使用している場合にパフォーマンスを発揮するのがSu-Penだと言えます。
終わりに
案件ではないので忖度なくお伝えしました。
最近はランキングダンジョンも少ないですが、「称号チャレンジ!」や8人でサクサクなど、長時間粘るダンジョンも増えております。
まだまだSu-Penの有用さはあると思っています。本当は文字を書くためのツールらしいので、普段使いにもちょうどいいですしね。
皆様もぜひ使ってみましょう!