先日、通称「ナンバードラゴン」の強化が発表されました。
ナンバードラゴンはワングレンからヴァルテンまでの、数字を名前に冠したドラゴンのことです。
コヤツらの実装は今でいうチャレンジ系の意味合いが強く、どれもなかなか苦戦した記憶があります。どちらかといえば理不尽のほうが多かったかも特にイルシックスには苦い思い出を抱える方も少なくないでしょう。
そんな思い入れ深いキャラですが、昔のキャラにしてはなかなかいい強化をもらっています。なにかしらの使い道が出てきたように思えますので、ちょこちょこ見て解説を入れていきます。
ワングレン
まずはワングレンです。
ノーマルダンジョンの最難関として、双子龍の名を冠して登場しました。……が、所詮ノマダンなので究極アテナに蹂躙されていたのを覚えています。
リーダースキルは最大50倍になりました。
しかし、発動条件はなかなかにハード。今まで通りサレーネとバトンタッチしたり、火力が欲しい時に替えたりなどピンポイントでの活躍となるでしょう。
覚醒もそれなりのものをもらえていますが、散らかっていて個性が薄いのが難点。超覚醒もそこまで強くなく、使いどころに乏しい……
かと思いきや。
今回の強化は覚醒やスキルの上方修正だけでなく、レアリティがドラゴンの数字通りに調整されるということが起こりました。
ここでもう一度、ワングレンの画像を見てみると……
なんと！レアリティが1になっています！バグじゃなくて、仕様です。
つまり、カイドウパへの就職が見込めるということ。今までブリやボルケーノドラゴンが低レア枠として入っていましたが、レア枠をさらに引き下げる実用的なキャラとして、ワングレンを入れるのもアリでしょう。
一応火力も出してくれる…のか？個人的には10コン強化がネックな気もしていますが…。マリウス×カイドウでサブにカイドウやワングレンを入れるのもアリか。
ベイツール
2番めはベイツールです。
ワングレンとほぼ同じ強化をもらっており、言うことがありません。双子龍ですからね。
なお、レアリティは2となっており、ワングレンよりはカイドウパに入れにくくなっています。
それより、ブリやボルケーノドラゴンといった競合が出てくるので立場が厳しいでしょう。
同属性のブリと比較して火力は高い一方、スキブや副属性はブリが有利（ステータスはそこまで変わりません）。スキルはお互い使い物になりませんが。
先述の「カイドウ10コンボ難しい問題」も少しありますし、ベイツールの採用は慎重にならざるを得ないでしょう。
スリーディア
3番目。オーディンのスキル上げかなにかで、このダンジョンを周回していたことがあります。大変でした。
リーダースキルは木の五右衛門みたくなっています。
木の2コンボかつ瀕死で攻撃倍率100倍（！）。これだけ倍率があれば、ノーマルダンジョンの周回などで活躍してくれるかもしれません。ただ、木の四季神みたいなキャラは欲しいですね。
覚醒は木属性寄り。レアリティは3でカイドウにギリ入りますが、色合わせくらいでしょう。足りないものを補ってくれます。
デフォード
4番目。
元々キラキラした覚醒を持っていますが、全てドロ強+に強化。浮いた枠は4色強化を充てられています。
また、超覚醒に4色強化が追加され、まずまずの火力は出ます（計3つなので高火力ではありません）。
これもまた低レア枠であり、カイドウパでの活躍が見込めます。
レア度4で弱化ドロップ目覚め対策、ある程度の火力、それなりの軽いスキルとなると入る枠があるのではないでしょうか。メルティのエンハンス倍率強化にもなりますからね。スキルはバギーかなにかを継承してカバーしましょう。
リーダースキルは4統一で微妙すぎます。
リファイブ
5番目。先制がえげつなかった思い出があります。
追加覚醒と超覚醒でつなげ消しを追加され、列パでの活躍が見込めます。ウルトラマンの金レア（ゴモラ、エレキングなど）より少し低いくらいの火力は出るみたいです。
スキルは短縮され、5体でループするようになりました。
まあ、ループするほどの価値があるかというと無いですが…。スキルの価値もインフレしたのだと思います。
リーダースキルは攻撃倍率15倍と、かなり控えめに見えます。しかし5コンボ加算のため、シヴァドラを率いるのに向いている方。これが無課金で作れるのですから、置いておく価値はあるでしょう。
イルシックス
6番目。30％根性持ちで、追い打ちもない時代でしたから苦しめられた方も多いでしょう。
強化内容ですが、正直微妙です。
スキルも6ターンで打つようなものではないですし、リーダースキルもあまり好まれない曲芸タイプです。
サイバー・N・ワールドなどでループすると25倍かつ激減、固定ダメージで良いのかもしれませんが……
なお、イルシックス6体でループします。6コンボ加算、固定ダメージで猛威を振るう……のかもしれません。これが本当のイルシックスシックスパか。
セブンザード
7番目。正直印象が薄いですが、硬い、毒を使うということでチャレンジ系のダンジョンでよく目にしたような気がします。
リーダースキルは毒を無効にしてくれませんが、回復倍率7倍という過剰ぶりで、ほぼ心配いりません。
リダフレで組んで攻撃・回復49倍ですね。そんなに回復いらない。ここまでぶっ飛んでいるのなら、なにかと組み合わせてオモチャにできそうですね。
スキルは短縮が入り、なんと1ターンになりました。
だからといって気軽に打てる内容ではありませんが、アウラやクルセイダーといった継承をループさせたり、陣や毒変換の前にエンハとして差したりと少しだけ期待が持てそうです。毒変換でドロップ弱化を消せるという地味なメリットも。
覚醒は……闇列がジャマ！！昔よくあった主副属性の列持ちキャラです。
他は回復強化、10コン強化と悪くないため、いいリーダーがいれば普通に使えそう。
ディエイトロス
8番目。ディエイクとアハトロスが合体した姿ですが、久々に見たら素材のアハトロスが希石に差し替わっており、出番がなくなっていて泣きました。
リーダースキルはそのディエイクとアハトロスを入れると超強化されるのですが、肝心のソイツらが強化をもらっていないため、かなり厳しいです。実装当初ですら厳しかったのですから超厳しいです。
スキルはまさかの88％軽減。無効を除けば全キャラで一番軽減率が高いです。
まあ、現環境では無効を打てよって話になりますが、無効スキルは最低12ターンみたいなのでスキルターンの短さには分があります。どちらかといえばスサノオのような長く続く軽減スキルとの競合になりますね。
覚醒は光と水のドロップ強化に10コン強化3個、さらに超覚醒で7コン強化が付けられるので火力が高い。
7コン強化、10コン強化のみを考慮して見ると、光属性で一番火力が出るそうです。これは意外。
ここまで尖っているとなにかに入りそうで怖いですね。作っておきます。
ナインガルダ
9番目。なぜかよく泣かされた気がします。
昔、9周年かなにかで強化が入ったので控えめの強化幅。
一応ドラゴンタイプ全パラ3.7倍、つなげ消し9倍で33.3倍出ますので、追い打ちのある相方を選べば使えるとは思います。軽減は自身のスキルでループしますしね。
なおスキルの軽減率は20％でしたが、35％に上方修正されました。
チャコルやクルセイダーが35％ですから、肩を並べる形となります。優秀なだけに、継承できないのが残念。
覚醒は列が削除され、つなげ消しが2個追加されました。高い火力が望めます。
サブに入れるとなると、やはり副属性の列が邪魔すぎて使いにくい。スキルが強くなるので無理にでも入れる価値はあるのか…？
ヴァルテン
10番目です。ダメージ無効とルーレットで、当時の「殴り合い」を体現した正統派キャラでした。
ネットでもヴァルテン強化はかなり評価されていますね。
スキルは変わらず、リーダースキルもピーキーですが覚醒がめちゃくちゃ強くなっています。
ドロップ強化が圧縮され、浮いた枠に10コン強化をもらい3個持ちとなりました。超覚醒にも追加されましたので、実質4個となります。
ここまで来ると7コン強化、10コン強化勢の中でもトップクラスの火力。ドロップ強化もありますし、カンスト余裕でしょう。
元のスキルの軽さもあり、何かを継承していれば有能なサブとして輝いてくれるでしょう。
ただ、残念なことにスキブ0です。まだ変身キャラが活躍している環境において、これはちょっと厳しめ。
一応超覚醒にスキブはあるものの、+ではないですし10コンを優先したいため、選択肢としてはないでしょう。
ユニークなキャラに仕上がっていると思うので、どこかで使われることに期待したいです。
終わりに
ナンバードラゴンの強化をざっと見てきました。
どれもなかなか使いどころがありそうで、面白い強化だと思いました。
無課金で作れますし、ダンジョンの難度も低くなっているのでぜひ皆さんも作ってみてください！
