はいどうも、メタモン配布おじさんです。
厳選の心強い味方、6Vメタモン。
長きに渡り多くのトレーナーの育成環境を支えてきました。
しかし入手難度がべらぼうに高く、人力で探すとなるとかなり大変でした。多くの方がこのブログを訪れ、交換したのもいい思い出です。
また、現在はポケモンHOMEの解禁がされていないので、過去作で捕まえた6Vメタモンを連れていけません。
トレーナーの憧れであり、よき友であった6Vメタモン。
「スカーレット・バイオレット」だと入手しやすくなったのか?そもそも需要があるのか?配布歴10年のおじさんが検証します。
入手方法
メタモンは野生でも出ますが、高個体値は剣盾に引き続きレイドバトル頼みです。ひたすら狩りましょう。
☆5なら4V、☆6なら5V確定。6Vを自力で捕まえるのも不可能ではありません。ちょっとした孵化なら適当に1匹捕まえるだけでも十分ですね。
ちなみに、メタモンをマルチで倒す時はホスト(部屋を作る人)は弱いポケモンを出してください。メタモンは必ずホストのポケモンに変身し、HP以外のステータスと技をコピーしてしまうからです。
メタモンレイドに入ったら、ホストのミライドンに変身されてボコられた…という話はよく聞きます。殴るのはゲストに任せて、弱いポケモンでいきましょう。
需要はあるのか?
ただ、SVでの6Vメタモンの入手について、別の根本的な問題があったりします。
それが「6Vメタモン、もういらない問題」です。
その要因を3つ、説明します。
まず、育成がかなり楽になっていること。
「孵化厳選が楽になった!」とかのレベルではなく、育成のシステム自体に革命が起きていますね。
過去作だとBPを必死こいて集めたり、色々と周回したりしてバトル用アイテム、銀の王冠やミントにポイントアップを集めてきましたが、今作ではすべて店で買えます。
そこまで高価でもありませんし、ほとんどはレイドで落ちますから、性格を合わせるとか個体値を粘るといった作業はほぼ不要になりました。
また、王冠を使えるレベルが100から50に緩和されたのもポイント。特訓するのが面倒、あるいはレベル50で止めたいといった理由で理想個体を粘ることもありましたが、その必要もありません。
というわけで、厳選がいらない作業になりつつあるのが一点。
そして、レイドで捕まえたポケモンを使った方が効率としてはよいこと。
レイドのポケモンは高レベル、高個体値でテラスタイプが違いますから即戦力になります。アイテムもボロボロ落ちますので今世代の厳選は孵化作業じゃなくてレイド周回だな、と思ったりします。
さて、今作の育成で一番のストレスとなっているのが、テラスタイプの変更です。
使用するアイテム量が多いため(テラピース50個)、気軽に変えられないのが現状です。最初からテラスタイプが違うポケモンを狙いましょう。
ゲームフリークはレイドで理想のポケモンを手に入れたり、オキニのポケモンをアイテムで鍛え直したりして実戦レベルにすることにより、厳選を無くそうとしているのでは?と思っています。まあ、孵化したポケモンを厳選、理想でなければ逃しまくるのも色々と言われそうな時代ですからね…。
ということで、レイド産のポケモンでこと足るのが一点。
最後は、色違いの確保がものすごく簡単になったこと。
確率自体は剣盾から変わっていませんが、サンドウィッチ(かがやきパワー)と大量発生の効果でめちゃくちゃ出ます。大量発生でなくてもフィールドでサンドウィッチを食えば1時間ほどで出ます。
色違いが出る確率は大量発生で60匹倒してからサンドウィッチを食べた後と、国際孵化とで同一です(512分の1)。孵化にかがやきパワーは乗りませんので、確率は全く同じ。
しかし、今作のタマゴパワーのメシを食って、手持ちを調整して、ピクニックを開いて、数十分ほど放置して、そこから手持ちを変えて孵化……と、色々かったるい孵化作業でちまちまかえすのと、ピクニックや移動で場をリセットしつつ、十数体まとめて見るのとでは、圧倒的な差が出ます。色違いを粘るならフィールドで探したほうが良いでしょう。
というわけで、国際孵化の地位が下がったのが一点。
以上3点から、孵化の価値がダダ下がりとなっており、強いて6Vメタモンを捕まえる意味もないのかな、というのが正直なところです。
私もまだ3-4回しか孵化していません。6Vメタモンの大家(笑)でもこのくらいですから、本当に意義がなくなりました。
いつ孵化厳選するのか
必死こいて孵化することはなくなりましたが、孵化厳選する意味が決してなくなったわけではありません。
一応需要がありますので、見ていきたいと思います。中には6V関係ないものもありますが、あしからず。
すばやさ、こうげきを粘る
6Vだなんだと言われますが、すばやさ、こうげきだけは低いほうがよい場合もあります。
すばやさは言わずもがな、「トリックルーム」で先手を取れるかどうかに関わります。攻撃や防御は乱数による揺らぎがありますが、すばやさは数値が絶対で、たまに追い抜くみたいなことはありません(同値ならば半々)。 めちゃくちゃ大事です。
こうげきは多少軽視してもよいのですが、特殊アタッカーの混乱の自爆ダメージや「イカサマ」の火力を下げたり、「ちからをすいとる」の吸収量を減らすのに有用です。個体0と31とでは実数値でおよそ20の差があるので、これらの技が流行っている場合無視できませんね。
そもそも最近、個体値最大を狙うより最低を狙う方が難しいのです。レイドだと4V5Vが当たり前ですからね。
親の個体値を引き継ぐ仕様上、こうした最低値を狙うのに向くのが孵化作業の良いところ。
テラスタイプを戻す、努力値を振り直す
テラスタイプを戻したり、努力値を振り直したりするのも、特殊な個体でなければ孵化して育て直した方がよさそうです。名付けて「転生」です。テラスタイプもですが、努力値を下げるのがかなり大変ですからね。
フィールドに出ないポケモンを色厳選する
具体的には御三家やガラルニャース、原種ウパーやヒスイゾロアなどですね。
これらはしょうがないので孵化でやるしかありません。頑張りましょう!
ちなみにヒスイゾロアやガラルニャースなど「リージョン」と呼ばれる地方限定ポケモンは、リージョンの方に「かわらずのいし」を持たせて孵化しましょう。そうしないと原種に戻ってしまいますので、ご注意ください。
特性を変える
夢特性から通常特性に変えたりするのに、転生を利用する手があります(テラスタイプが元タイプのままで良ければの話)。
パッチは高級品なので、特性はできればケチっていきたいところ。
ボールを移す
ガンテツボールやウルトラボール、ドリームボールといったオシャボは、そう簡単に使えるものではありません(裏技を使っていなければの話)。他の方から個体を譲ってもらい、孵化を進めることをオススメします。
また、交換会などに顔を出していれば他人から孵化余りをもらうこともあります。そのまま育ててもよいのですが、上の条件だったり、親を自分にしたいといった理由で孵化することもあるでしょう。
性格を粘る
性格補正はミントで変えられるのでほぼ必要ないのですが、理想性格で厳選すればお金が浮きます。
また別の利用法として、元の性格をお気に入りのものにすることもできます。たとえば、このポケモンは「おとなしい」性格が似合うから、あえてそれを粘って後からミントを使う…といった用法です。後から「ひかえめミント」を使っても、あくまで性格補正が「ひかえめ」のものになるだけであって、性格自体がひかえめになるわけではありませんからね。
また、「バンジのみ」「ウイのみ」といった混乱実(食べるとHPを回復するが、苦手な味だと混乱する)のデメリットをなくすために「まじめ」「がんばりや」といった無補正性格を粘ることも考えられます。まあ、めったにないというか、あまり実用的ではないですが。
まとめ
ポケモンSVの6Vメタモンはだいぶ要らなくなっています。厳選が圧倒的に楽になりましたからね。
一応育成にかけるお金が浮くので孵化厳選も悪いことではありませんが、そこまで必死にやるものでもありません。
そう考えると、実は6VメタモンよりA0メタモン、S0メタモンの方が需要があったりして…?レイドでは逆に狙うのが難しく、孵化厳選の需要が「下げる」方にあると、そう考えられます。
基本的には理想個体を粘るというより、お気に入りの個体を探すというのが正しいかもしれませんね。国際孵化も一応有効です。
ちなみに、国際孵化用のメタモンについては通信交換で「44484448」とパスワードを打って募集すると、世界中のメタモンハンターから交換を持ちかけられるのでおすすめです(日本人とマッチすることが多いですが…)。一応高個体値が欲しいのでレベル75のメタモンをくれる人と交換しましょう。
メタモンの需要低下により、これでメタモン配布おじさんも廃業かと思いましたが、私は北米産6V、A0、S0メタモンもゲットできるので、細々と活動せざるを得ない気もしてきた。
以上です!よき厳選ライフをお送りください!